ショパンワルツ第9番告別
ショパンワルツ

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音楽とピアノの広場ショパンワルツ第9番「告別」

            

     ショパンワルツ第9番「告別」 変イ長調 Op.69-1

 別れのワルツとも呼ばれ、甘い恋のエピソードと共に親しまれている
優雅な旋律の曲。

 1835年、滞在先のドレスデンを去る際に作曲。
パリに住んでいたショパンは旅行の帰途に立ち寄ったドレスデンで
一人の女性に出会う。黒い瞳をもったその女性はマリア・ヴォジンスカ。

 「あの《ワルツ》(あなたが最後にお弾きになって、私たちにくださった曲
です)を私が弾いて楽しんでいると、みな聴いて楽しんでいます」と、
マリアからショパンに宛てた手紙が残されている。
 ピアノを弾きながら、即興的に作曲したものと思われる。

 2人は恋に落ちる。
 マリア・ヴォドジンスカはショパンにとって唯一結婚を約束した女性であり、
彼の理想の女性であり続けた。

 しかし、マリアとの恋は、結婚寸前までいきながら結局成就せず、
1837年に彼女の両親から何の理由も告げられず、婚約破棄の手紙を
受け取り、悲しみに沈んだ。
 

 
  
        ショパン
(作曲家別名曲解説 ライブラリー)
   

 彼は、彼女から送られてきた手紙を束ね、彼女からもらったバラの花を添えて、その上に
「我が悲しみ」と書き記し、生涯、大事に持ち歩いていたと伝えられている。

この一連のエピソードから通称別れのワルツといわれているが、作曲時は交際中で、
そのような結末とは異なる、愛に満ちた心情から生み出された創作と思われる。

 この作品は、死後遺作として発見され、1853年にユリアン・フォンタナにより
ショパンの原稿に手を加えて出版された。


 ロンド形式。(ある同じ旋律(ロンド主題)が、異なる旋律を挟みながら何度も繰り返される楽曲の形式)

 半音階下降進行による旋律が主題。途中 マズルカ風のリズムや三度の和声による部分もあり、
舞踊性も見受けられる。

 一拍目をぼやかすかのような、半音階下行のアウフタクトによる弾き出しは、はっとするような美しさと
色気を醸し出している。


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